


今回の旅は、伊豆高原のメインの通りから少し入ったところにある宿「クオリティーシーズン」に泊まりました。
ここクオリティーシーズンは1日2組までの小さなお宿。だけどそれはゆったりくつろぐ宿泊客への配慮から。



1階はダイニングと岩風呂になっており、客室は2階です。
オーナーはオーディオにもこだわりがあり、クラシックやジャズなどたくさんのCDが。宿泊客の年齢や趣味に合わせた音選びにも配慮されているようでした。
岩風呂は大きめなので足を思いっきり伸ばせられるのは嬉しいですね。


私たちの泊まった部屋です。シンプルなんだけど必要充分な設備。ワンコととっておきの時間を過ごすのだから過剰なサービスはいらないのかもしれません。

さぁお待ちかねの夕食です。こちらのお宿は何といっても夕食が自慢です。
大和にもイスを用意していただきました。
一足先にドッグカフェで夕食を食べた大和、おかげで「催促」は控えめでした。


最初に登場したのがお刺身盛り。大皿いっぱいに盛られた新鮮なお刺身です。
まずは一番上の金目鯛から。伊豆では金目鯛がよく獲れることもあり口にする機会もあるんだけど、そのほとんどが煮付けや干物でした。お刺身に対する評価は…。
うん、ウマイ!脂が乗っていてちょっと歯ごたえがあります。クセのない味で金目鯛の魅力再発見。
続いて食べたのがホウボウ。あごひげとカラフルなむなびれをたくわえたユニークなその魚は身が締まっていてプリプリの食感。
中央に見えるのが大トロです。霜降り肉のような味わい。口に放り込み舌の上に乗せているだけで脂がじわじわと溶け出すほど。
他にも透き通るほどの透明感のあるイカやコリコリした歯ごたえのサザエなどなど。
お刺身を一番楽しみにしていたのは意外にも一緒に泊まった父よりも母。実はその母、刺身が苦手でした。だけどこれなら食べられる!ということで、以前宿泊した時にトリコになったようです。
旬な魚を新鮮なうちに食べられることほど贅沢なことはないですね!

続いて熊本産の完全無農薬米です。土鍋で炊いているのでおいしさもひときわ。見た目も光り輝いています。
噛めば噛むほどに甘さを感じることができます。「ご飯をおかずにご飯を食べる」、このご飯ならそれが可能です。
岩のりの味噌汁も香りが良くてGood。この二つだけでも充分朝食としていけそうです。

絶品料理は留まることを知りません。
磯魚のメジナを出していただきました。オーナーが釣り上げたものだそうです。
網に掛かる魚ではないので滅多に魚屋に並ばないとか。そういった魚を食べられるのは海の近くの宿ならではと言ったところでしょうか。メジナは身が厚くてホクホクしてました。

生サラミのサラダはビネガー風味のドレッシング。プチトマトはみずみずしさがあふれていてまるでフルーツのよう。サラミのほどよい塩気はサラダと相性抜群でした。

お刺身とご飯を食べた時点で胃袋は限界に近い状態でした。この時ほど胃袋が4つある牛になりたいと思ったことはありません。でも牛になったら共食いになってしまう…
国産牛ヒレ肉の陶板焼きはとにかく柔らかいの一言。口の中でポロポロと崩れていく食感も絶妙。あえてタレをつけずに焼いたまま食べた方が肉本来のおいしさを堪能できそうです。


人間は牛に負けないすばらしいものを持っています。それが「別腹」。甘いものはとにかく別腹です。
最後は抹茶のパウンドケーキ。ドリンクはぜひ紅茶を選んで。
ティーインストラクターのオーナー夫人の淹れた紅茶はまた格別です。香りがとても良くて大和も「違いの分かる男」を気取ってます!?

翌日、早起きして桜を見てきました。宿に帰ってくると看板犬のベガ君とリラちゃんが。ちょうどこれからお散歩に行ってくるようでした。人懐っこいワンコ達です。



朝食もなかなかの料理でした。
カニの入ったキッシュや焼き立てパン、新鮮野菜のサラダなどなど。
紅茶は昨晩と違った味のものを淹れていただきました。
1日2組までということもあり、他のワンコとのふれあいはないのだけれどもかけがえのない家族との時間を大切にしつつ伊豆のおいしい料理を味わいたいとしたら、こちらの宿はとてもお薦めです。オーナー夫妻の人柄が滲み出ている、そんなお宿でした。